ハーンの神在月:全国・小泉八雲の会&ミュージアムの未来を考えるサミット

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開催概要

サミット:ハーンの神在月 (Hearn Summit in Matsue)

日時

2010年10月9日(土)
13:00-17:30(開場12:00-18:00)

2010年10月10日(日)
9:30-12:20(開場9:00-13:00)

会場

松江市総合文化センター(松江市西津田6-5-44)
メイン会場:1階 大ホール(プラバホール)
グループ討議:2階 大会議室、視聴覚室、青少年室、八雲資料室

料金

参加無料

主催
小泉八雲来日120年記念事業実行委員会
共催
松江市、松江市教育委員会
後援
駐日ギリシャ大使館、駐日アイルランド大使館、島根県
企画・運営
八雲会
スポンサー
しまね文化ファンド/財団法人島根県文化振興財団
株式会社東横イン
財団法人人間自然科学研究所/小松電機産業株式会社
財団法人ごうぎん島根文化振興財団
株式会社日立製作所 中国支社
杉原有

第14回松江市民文化祭

しまね文化ファンド助成事業/財団法人島根県文化振興財団 (Shimane Cultural Fund)  東横イン松江駅前 (Toyoko Inn Matsue-Ekimae)  財団法人人間自然科学研究所/小松電機産業株式会社 (Human Nature Science Institute / Komatsu Electric Industry Co.,Ltd.)  ごうぎん島根文化振興財団助成事業 (Gogin Shimane Cultural Fund)


チラシ(PDFファイル:3.8MB)

120年紡ぎ続けた縁の糸を結ぶ秋

日本では十月のことを「神無月(かんなづき)」と言いますが、その月にはすべての神様が自分のお社をお出ましになって、出雲の杵築(きづき)の大社にお集まりになります。それで出雲だけは、逆に十月を「神在月(かみありづき)」と呼ぶのです。
——小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)「杵築」『知られぬ日本の面影』より

小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)は、1850年6月27日、アイルランド人の父チャールズ・ハーンと、ギリシャ人の母ローザ・カシマチとの間に、ギリシャのレフカダ島で生まれました。八雲は、幼年時代をアイルランドで過ごした後、世界各地を旅し、そして1890年に日本に到着し、この国を安住の地としました。

現在、全国に小泉八雲の研究・顕彰団体や八雲の資料を展示・公開するミュージアムが多くあります。小泉八雲の生誕160年、来日・来松120年にあたる今年、小泉八雲とその事績を、今後どのように生かせるのか様々な可能性を模索し、また同時に、各団体や施設間の親睦と連携を深め、ネットワークを構築することを目指して、このサミットを開催します。

小泉八雲が持つ「防災」「共生」「混淆(こんこう)文化の評価」などへのまなざしは、近年、その先見性が世界的な注目を集めています。このサミットは、同時開催の美術展のテーマである“The Open Mind of Lafcadio Hearn (ハーンの開かれた精神) ”を、未来に生かす新しい視点として展開していくものです。

10月の出雲は神在月です。諸国の神々が出雲国に集まるように、全国の関連団体や施設の関係者が“神々の国の首都”に集うことから、「ハーンの神在月」と名付けました。

日程

[1日目]10月9日(土)13:00 -17:30

「いま、どういう〈場〉で八雲が生かせるか?」という共通テーマのもとで、「学校教育」「研究」「文化活動」「観光」の4部門に分かれてグループディスカッションを行います。それぞれの部門での活動報告を踏まえつつ、今後の活動の方向性や可能性を積極的に話し合います。そして、その成果をパネル・ディスカッション1においてまとめていきます。

演奏と朗読

[オルガン]米山麻美(プラバホール専属オルガニスト)
[朗読]小泉凡(小泉八雲曾孫、島根県立大学短期大学部教授)
※出演者変更について
朗読は井上裕貴さん(NHK松江放送局アナウンサー)から小泉凡さんに変更になりました。

グループ討議:いま、どういう〈場〉で八雲が生かせるか?

[座長]
学校教育の場:門間光紀(みちのく八雲会主宰)
研究の場:西川盛雄(熊本大学附属図書館学術資料調査研究推進室ハーン部門代表)
文化活動の場:風呂鞏(広島ラフカディオ・ハーンの会)
観光の場:高橋一清(松江観光協会観光文化プロデューサー)

ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテスト入賞者によるスピーチ

ヘルンをたたえる青少年スピーチコンテストは、松江市で毎年開催される八雲作品の英語による暗誦のコンテストです。今年は9月26日(日)、松江市総合文化センター(本サミットと同じ会場)で開催します。

パネル・ディスカッション1:八雲を生かす4つの場

[コーディネーター]
長岡真吾(島根大学法文学部教授)
[パネリスト]
グループ討議 「いま、どういう 〈場〉 で八雲が生かせるか?」の座長

[2日目]10月10日(日)9:30 -12:20

昨年、舞台『奇ッ怪〜小泉八雲から聞いた話』で第60回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した劇作家・演出家の前川知大さんのトークと、1日目の成果を引き継いだパネルディスカッション2「小泉八雲ネットワークの構築に向けて」を実施します。各地域での今後の八雲の活用の仕方や、それぞれの小泉八雲の会やミュージアム間の連携について未来への展望を話し合い、次世代に向けての「小泉八雲ネットワークの構築」を模索していきます。

スピーチと講師紹介:ハーンを現代に生かす

小泉凡(小泉八雲曾孫、島根県立大学短期大学部教授)

トーク&映像:舞台の上の八雲——「奇ッ怪」の公演を通して

前川知大(劇作家、演出家)
[聞き手]小泉凡(小泉八雲曾孫、島根県立大学短期大学部教授)

パネル・ディスカッション2:小泉八雲ネットワークの構築に向けて

[コーディネーター]
長岡真吾(島根大学法文学部教授)
[パネリスト]
広田かおり(池田記念美術館学芸員)
栗林裕子(富山大学附属図書館図書館情報グループ主幹)
坪井れい子(焼津小泉八雲顕彰会副会長)
冨澤治子(熊本市現代美術館学芸員)
石川陽春(八雲会理事)
森秀雄(松江市観光振興部長)

同時開催

10月9日(土)12:00 -18:00
10月10日(日)9:00 -13:00

小泉八雲物産展&ブックフェア〈ホワイエ〉

八雲にちなむお菓子、飲み物、グッズ、書籍が大集合!!

松江市立中央図書館 八雲資料室 特別展示〈八雲資料室〉

松江市立中央図書館が蒐集した八雲に関する図書・資料、約35,000点を収める八雲資料室(松江市総合文化センター2階)を公開します。

全国・小泉八雲の会&ミュージアムの活動紹介コーナー〈エントランスホール〉

各団体やミュージアムの活動の様子や収蔵品などを紹介するパネル展示およびパンフレット配布を行い、全国各地での活動が一望できるような空間を提供します。

小泉八雲の足跡と全国の小泉八雲の会&ミュージアム

  • 小泉八雲の足跡は、小泉八雲に関する団体の拠点のある地域を中心にご紹介しています。
  • 下記以外にも、小泉八雲に関する団体は各地にあります。

横浜

1890.4 来日、横浜上陸

  • 神奈川県立神奈川近代文学館

松江(島根県)

1890.9 島根県尋常中学校・師範学校に英語教師として赴任

  • 八雲会
  • 小泉八雲記念館
  • 小泉八雲旧居
  • 島根大学ラフカディオ・ハーン研究会
  • 島根大学附属図書館
  • 島根県立図書館
  • 松江市立中央図書館

琴浦(鳥取県)

1891.8 セツと伯耆旅行、八橋海岸に魅了される

  • 琴ノ浦まちおこしの会

熊本

1891.11 第五高等中学校(現・熊本大学)に英語・ラテン語教師として赴任

  • 熊本大学学術資料調査研究推進室ハーン部門
  • 熊本大学小泉八雲研究会
  • 五高記念館友の会
  • 熊本八雲会
  • 熊本アイルランド協会
  • 小泉八雲熊本旧居保存会
  • 小泉八雲熊本旧居
  • 熊本市現代美術館
  • 熊本近代文学館

境港(鳥取県)

1892.8 隠岐旅行時に寄航

  • 境港八雲を読む会

海士(島根県)

1892.8 妻セツと隠岐旅行

  • 海士八雲会

京都

1892-95 この間、しばしば旅行で訪問

  • 洛北盛年団

東京

1896.9 帝国大学(現・東京大学)に英文学の講師として赴任

  • 新宿区立新宿歴史博物館

焼津(静岡県)

1897-1904 毎年のように夏休みに滞在する

  • 焼津小泉八雲顕彰会
  • 焼津小泉八雲記念館

富山

1935 富山高等学校(現・富山大学)に八雲の蔵書・草稿を収蔵するヘルン文庫が完成

  • 富山八雲会
  • 富山大学附属図書館

酒田(山形県)

  • 小泉八雲研究会

仙台

  • みちのく八雲会

南魚沼(新潟県)

  • 池田記念美術館

広島

  • 広島ラフカディオ・ハーンの会

フォトアルバム

ハーンの神在月 (Hearn no Kamiarizuki)

会場地図


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駐車場が極めて少ない施設です。公共交通機関のご利用をおすすめします。
有料駐車場:会場にてサービス券(30分以上200円)配付します。
【JR松江駅からのアクセス】徒歩13分/バス6分/タクシー3分

  • 市営バス:市立病院行(文化センター前下車)、南循環線(文化センター東入口下車)
  • 一畑バス:桧山経由八重垣行き(美月下車)
  • 日ノ丸バス:揖屋行・米子行(文化センター東入口下車)